アクセシビリティを考える -- 視覚障害者の場合 --
斉藤 恵子
1. 視覚障害者がPCを使う
- 全盲の場合:画面読み上げソフト [*1]、
ピンディスプレイ [*2]
- 弱視の場合:画面拡大ソフト [*3]、画面読み上げソフト
- 私の環境:NECのデスクトップ型PCにWindows用画面読み上げソフト
(PC-TALKER)と音声ブラウザ(ボイスサーフィン) [*4]
をインストールして使用
2. 視覚障害者がHPなどにアクセスする意味
- 情報の収集:仕事上必要なものから趣味の情報まで、目から獲られないものを多少なりとも補うことができる
- 趣味の拡大:一般の人々が趣味として楽しむのと同様に、話題を共有したりすることができる
3. 見やすいHPとは
- リンク項目の表示の仕方:前後の行を見ずに素早く目的に到達できる、などの配慮
- ページのレイアウト:全体を一覧することが難しい視覚障害者でも分かりやすいようなリンクの配置、など
- イメージデータや写真・イラストなどに関する説明:テキストな のか、文字をイメージデータとして取り込んだものなのかの説明
4. 今後に向けて
- 音声ブラウザの改良
- サポート体制の充実:だれもが簡単に利用できなければ、使える人とそうでない人の格差が広がって行く
注
*1 95READER, PC-TALKER, OutSpokenといったソフトがある。
*2 ソフトを用いることによって画面の情報を点字に換え、ピンの上下によって表現する装置。
*3 代表的なものとして「ズーム・テキスト」
*4 ホームページリーダー、ボイスサーフィン、ボイスエクスプローラなど
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